『ミスター・ノーバディ』★★★☆〜シュレーディンガーのギャルゲー〜


  ーー人生の選択には、意味がある。
2029年、老人がチグハグな自分の過去を語るはなし。


「老人が人生を語る」と言っても、一筋縄では行きません。
ジジイのトークは、死んだはずの人間が生きてたり、別れたはずの人と結婚していたり…。
聞いている側は、「え?矛盾してない?」と混乱。
ボケ老人の武勇伝を2時間延々と見させられる感覚である。
実際は、死ぬ前に思う「あぁしてればよかった…」の「あぁ」部分を延々とシュミレーションする感じです。

←ボケ老人の専門医。Francfrancにこういう時計あるよね。

んで。
〜じぃさんの「あぁすればよかったな」人生ゲーム〜

本作には3人のヒロインが登場。
「初恋の人と結婚すればよかったぬゎ。」「オンナらしいビッチと添い遂げるの、刺激すごそう。」「支えてくれる女房がよかったわい。」といったノリで、じぃさんの妄想〜if〜ストーリーが展開されます。


ヒロイン紹介!
1.初恋の相手は近親相姦!? 義姉・アンナ!(ダイアン・クルーガー
2.ブロンド、だから、クソビッチ。 メンヘラ・エリース!(サラ・ポーリ)
3.夫に名前も忘れられた… 都合のいいオンナ・ジーン!(リン・ダン・ファン

これらのヒロインとそれぞれ結婚するルートが見られます。選択次第でハッピー/バッドEND・・・。
いい感じに言うとシュレーディンガーの猫」そのものを映画にしちゃう感じ、
ザックリ言うと「ギャルゲー映画」。


主人公を演ずるジャレッド・レトは、
キャメロン・ディアス、アシュリー・オルセンスカーレット・ヨハンソンリンジー・ローハンと噂になったモテ男。
ギャルゲー映画でもあまり違和感がありません。
撮影しながら「あ〜〜俺もキャメロンと結婚すりゃよかった」「スカヨハとまたヤれんかなぁ」「ていうか、リンジービッチすぎだろ・・・」とか思ってたかもね。

WOWOWにて鑑賞)