キッズ・オールライト★★★★〜ふつうの家族の在り方〜


  ーー青空の下、共に生きる。家族になる。
 精子提供で娘と息子をもうけたレズビアン夫婦。ある日、高校を卒業した娘が精子提供者(父親)に会いに行き、家族に危機が訪れる。ってHANASHI。


 いや〜〜〜普通にいい映画で、特におちょくるところがありません。
あえて言うなら父親がハルクってくらい。

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精子提供者の父親を演じるのはマーク・ラファロ。『アベンジャーズ』ではハルクを熱演)


 このお父さん、いい年して若い女とセックスだけの関係を築き、仕事はオーガニックレストランで成功、畑を持って無農薬にこだわり、シャツのボタンは3つ開けっ☆っていう、チャラいキャラなんですが・・・。
でも、マーク・ラファロですからね。ハルクですからね!!!


生物学上の父親がイケイケだと知り、なつく子供たち。
「キャーパパかっこい〜〜!」とか言ってるけど、ハルクだぞ・・・・。緑の怪物ですよ!!(ハルク差別)

ハルク、本作ではピーマンかじってました。共食い?

(ハルクとピーマンって似てますよね)。

【※ネタバレ感想】
 普通の家族のはなしだと思う。それも保守的な。「家庭を保つには犠牲が必要、家族は助け合うもの」ってメッセージだよね。父親になれなかったマーク・ラファロを「かわいそう」と嘆く意見も見るけど、そりゃそうじゃないかなあと。だって、本作のレズビアン夫婦を男女の夫婦、夫の方に精子が無く精子提供で子供を設けた、って想像してみたら、普通じゃないですか。(『評決のとき』風) 
 町山さんの解説が良いです。 WOWOWオンライン

WOWOWにて鑑賞)