シングル・マン★★★〜コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、時々美少年〜


  ーー愛する者を失った人生に、意味はあるのか。

恋人を失い、自殺を決意したゲイの大学教授のもとに、美しい男子生徒がやってくる、ってはなし。


恋人を失ったゲイを演じるのはコリン・ファース
本作の監督はファッションデザイナーのトム・フォードなので、スーツもキマってます。
しかしこの人、ずっとスーツだったんですけど・・・
部屋でもスーツ・・・・トイレでもスーツ・・・
部屋着とか無いんですかね。
ドラえもん』よりもファッションバリエーションが少ないんですが!!!


(※イメージ図)


主人公の親友であり、元恋人役にはジュリアン・ムーア
最近見るたび同性愛の映画に出てるような気がしますが コリン・ファースのことを想っていて、切ないです。
主人公に会うことになったら、気合入れてメイクしちゃったり。

ジュリアン・ムーアの謎メイク。ゲイしか釣れなそう・・・


主人公に近づく美少年はニコラス・ホルト
彼は哲学的な悩みを持っており、同じく人生に悩んでいる教授と会話をしにくるんですが〜〜。
この、美少年とコリン・ファースの居酒屋での会話が、超つまんない・・・。
「魂はカラダにとらわれていて〜」とか、美しく長ったらしく言ってんですよ!!
「三行でオーケー」ってことを!!

長すぎて読めなかった中田英寿の引退コメントポエムを思い出しました。
こんなにもつまらないサシ飲みを、初めて見たのでした・・・。


ファッションデザイナーが手がけているだけあり、芸術的な映像で、
コリン・ファースが住んでる家もスタイリッシュ。フランク・ロイド・ライトの弟子の建築らしい)
モード系イケメンも盛りだくさんでした。←重要
こーいう芸術系映画って、抽象的な表現に凝りすぎてて「三行でオーケー」状態になるんですけど、
役者の熱演もありギリギリ話に集中できる高尚感が保たれてました。
人を選ぶけど、結構好きです。
16年連れ添った恋人の葬儀が「家族のみ」だったから出られず、最後にも立ち会えなかったコリン・ファースの涙が・・・泣ける・・・

【※ネタバレ感想】
「死にたいと思ったけど、美少年の裸を見て、私は、元気です。」って話ですよね、まとめちゃうと。

WOWOWにて鑑賞)