アジョシ★★★☆〜残酷!涙のイケメンパラダイス〜


  ーー「おじさん、守ってね」少女は、助けを求めた。男は、命を守ると決めた。

孤高な男が同じマンションに住む少女を助けるはなし。
韓国版『LEON』みたいなもんですよ!
「孤独な男と孤独な少女」「窓辺の植物」「牛乳」と、導入部分から『LEON』のオマージュがあります。
「あんま時間無いから少女との絆描けんけど、これ『LEON』みたいなもんやから。おっさんが少女を守る為に命賭けるエーガって、わかるっしょ?よろしゅうな!」という声が聞こえます。←聞こえません

で、『アジョシ』のおじさんね。
韓国版ジャン・レノね。
質屋をやってて、近所からは「あの人性犯罪者らしい」って言われてるの。ワロタ。
こいつ。

!?

イケメンじゃん…。。
ジャン・レノ、敗北。
のび太くぅ〜ん、免許とりなよ」とか言ってるジャン・レノ、韓流スター(ウォン・ビン)に完敗!!!!


イケメンぶりを紹介しましたが、アクションは男もワクワク☆手に汗握る仕上がりです。
残酷が売りの韓国映画なので、本格アクションです。頸動脈を切って一撃殺害したり、「絶対に仕留める」のがリアル〜。
今なら、韓国映画が残酷バトル世界一なんじゃないかな〜〜。
日本も、『SP』の岡田くんとか頑張ってたけど。
言うても「エクスペンダブルズ」に一発でやられそうなレベルだったじゃん。
ウォン・ビンなら「エクスペンダブルズ」入れるからね。
 (美しすぎてオッサンどもからイジメを受けそうですが…。やっぱ岡田くんと入った方がいいね。岡田も経理とかコピー取りならできそうだし。)

敵もキャラが立ってていい感じ。イケメン・パラダイスである。

悪いヤクザ・マンソク兄弟・弟(キム・ソンオ)。
心底クズでマッドサイエンティスト、しかしビビリで、ブランド物の服に汚れがついたらマジギレ…
というスネ夫キャラ
『時計仕掛けのオレンジ』を彷彿とさせる顔芸演技で魅せてくれます。


悪役2・タイ人ヤクザ(タナヨン・ウォンタラクン)。
悪は悪でも、信念が見え隠れするナイスなワル。
「映画版ジャイアン」になりきれなかったジャイアンキャラ。

あと一人、悪役 マンソク兄弟・兄がいるのですが。
別にイケメンではないので。
「イケメンパラダイス」で終わらせたいので、ここで終わりにします。

韓国版『LEON』ということで使い古された物語ですが。
自国オリジナリティアリ・現代の社会問題提訴あり・本格的アクションアリ・「最強キャラ」への説得力アリ・役者よし・キャラ立ちアリ・感動アリ、とこれぞ「エンタメ映画」!な作品でした。
憎たらしいババアも出てるし。
いいババアが出てくる映画はいい映画!!!

【※ネタバレ感想】
少女の背中を押して別れるラスト。あれが「隣のおじさん」としての振る舞いなのでしょう。
ヤクザに宣戦布告するウォンビンはカッコよすぎたなぁ。「お前は明日を生きる…明日を生きる奴が…今日を生きる奴に殺される……。俺は今日を生きる それがどれほど悲惨なものか 思い知らせてやる」 痺れる!

WOWOWにて鑑賞)