フロムヘル★★★〜恋のエンジェル・切り裂きジャック〜


  ーー凍りつく狂気、それはほのかな愛をも切り裂く!
ジョニー・デップ切り裂きジャックに挑むはなし。

切り裂きジャックと言えば・・・
「ジャックは半端ないワル」と言われてるものの、現代人☆から見るとただの連続殺人鬼だし、『クリミナル・マインド』に1話限りで出る凶悪犯罪者の方がよっぽどサイコ という萌えキャラ。

特に思い入れも無いので、「なんていうか…ジャックさんのことは、大体知ってる。ジョジョ』で。」姿勢で鑑賞。
(←『ジョジョの奇妙な冒険』でゾンビ化していた在りし日のジャックさん)


切り裂きジャックを追う主人公には美しすぎる捜査官・ジョニーデップ。
今回のデップ、「犯罪現場を夢で見る」という今や使い古された設定で登場。
しかも、その幻視があんま意味無い・・・。
常用しているアヘンの方が捜査に役だってました。
(「お前アヘンやってんの?それならわかるっしょ?」的展開があった)


ヒロインには娼婦役でヘザー・グラハム
美しすぎる捜査官と美しすぎる娼婦が揃い、当然のように2人は「アハハウフフ」的展開に。
デップがヒロインに投げかけた「君に危険が迫ってるって、幻視で見たのさ。」って言葉もナンパ文句にしか聞こえない…。。
なんだか、20世紀を創造した(笑)切り裂きジャックさんが美男美女の恋愛のダシにされてる気がしました・・・。


で、切り裂きジャック
ジャックさんと言えば「娼婦を残虐に殺す連続殺人鬼」ですよ。 ←『ジョジョ』で得た知識
今回のジャックさんはなんとインテリセレブキャラ。
「ブドウで娼婦をおびきよせ惨殺」というよくわからない手法(知的らしい…)を披露。
どうやら、当時はブドウが高級食材だったらしく。
「あやしい誘いに疑ってかかってくる娼婦も、ブドウを出せばイチコロよ。」的扱い。
デップさんも「ブドウ使うとかマジ天才だわ…。」と賞賛。
ブドウ、大活躍。
今で言うマツタケのお吸い物」的存在感を発揮するブドウさんなのでした。

なんていうか、結構アホだし、正体バレバレだったし、今回のジャックさんは「恋の仲人」と「ブドウ」しかイメージ残らなかったです。
美男美女の色恋のダシになるくらいなら、『ジョジョ』にいとどまった方が良かったかもよ、ジャックさん。
(←『ジョジョの奇妙な冒険』でゾンビ化していた在りし日のジャックさん)

あ、黒服のデップはカッコよかったんで、『ブラックジャック』やってほしいと思いました。
ブラック・ジャックジョニー・デップ
ぴのこ:エル・ファニングorクロエ・モレッツ
キリコ:リス・エヴァンス
でどう?

WOWOWにて鑑賞)