わたしたちの宣戦布告★★★☆〜現代のジュリエット その手に毒瓶は無い〜


  ーー息子に難病が発見された。愛するなら闘え、希望に向かって!
子供に難病が発覚したカップルのはなし。


「ロミオ」と「ジュリエット」というシャレのようなカップルが主人公。
AKB48研究生 阿部まりあ」アヴェマリアぁ!?!?) みたいなノリですよ!!


フランス映画なんで。
2人の恋愛もシャレオツ。
リンゴ飴を食べる2人。
わたあめを食べる2人。
チョイスは「日本の地元のお祭り」だというのに、何故かオシャレでした・・・。


カップルの間に生まれた息子に、難病が発覚するところで物語が大きく動きます。
この映画。
「難病モノなのに、暗くない!」と賞賛されてますが。
あの、結構キたんですけど・・・。
オシャレ映画でオシャレピープルになろうという心意気、失敗。
「渋谷の喧騒と寝床、ちょうどその間にある文化村ル・シネマに来た。フランスのインディーズ映画を見るためだ。劇場外接のサウンドトラックブースでは、既に鑑賞し終えたらしき人がヘッドホンに手を当て、小刻みにビートを刻んでいる。否応にも期待値が上がってしまうではないか。」食べログ風解説) って感じで舐めてかかったの!!失敗!!!
ラストどころか開始40分目あたりで涙したのであった・・・。


子供が難病ってことで、それ自体が大変なことなので、やっぱ「人生謳歌!」なままではいられませんね。
でも、後味は凄くよかったわけで。
それは主役の2人が闘い続けたからだと思います。
現代のロミオとジュリエットは死なないんですよ。
絶対に毒なんて飲まない。
愛する息子の為に、現実に立ち向かい続ける。
きっとそれは、純愛を貫いて自決するよりも大変なことで、美しいのでしょう。

Bunkamura ル・シネマ にて鑑賞)