カントリー・ストロング★★★〜ステージでしか生きられない人々〜


  ーーだから私は歌い続けるー。
アルコール中毒の「元・カントリーの女王」が再起しようとするはなし


女性版『クレイジー・ハート』にグウィネス・パルトローが挑戦。
結婚しているのにイケメン歌手と浮気をしたり、プロデューサーの夫がてがける新人歌手に嫉妬したりと、
「危うい女王」を繊細に演じています。
グウィネスの歌唱力は流石。カッコいいわ。ライブシーンが多いけど過剰な演出をせず、静かな感じで、見やすいです。

で、グウィネスが嫉妬する若手カントリー歌手はこの人。

誰だっ♪誰だっ♪誰だぁ〜〜〜〜〜〜っっ♪♪
ブ、ブレアッ!!!!!

ゴシップガール』のブレアが新星歌手を演じているのです…。
↑エーケービーみたいなポージングをしているブレア
しかも今回のブレアはいい子。。。
酒で潰れたグウィネスの介抱をしていました。
←『ゴシップガール』に続いて金髪長身美女に完敗するブレアさん

ブレアは相手役もカントリー歌手なのですが。
その男のライブ、、、
「新曲、聞いてください。 『メイビー』 です」って・・・。
「maybe」ならイケるけど日本語で「メイビー」はダサいな。
「『言い訳maybe』です」くらい異訳してもよかったんじゃない?

【ネタバレ感想】
 継承エンドなら相当名作だったんだけどなあ…。「女王」で居続けることは苦難がつきものかもしれないけど、グウィネスにとって「女王の座」は「帰るべき居場所」でもあったわけでしょ。ライブでの『Coming home』はそういう意味かと思っていた。生きられる場所がステージしか無くて、それで辛いのなら死を選ぶしかないけれど、彼女はきちんと才能ある後輩に「手本」を見せた。一人くらい愛でなく夢を追いかける人物がいてもいいのではないか。最後、ブレアは田舎に行ったってことなの?彼女はせっかくの器なのだから「グウィネスの魂を継承するスター」になった方が良かった。「愛と名声は同時に手に入らない」としても「それでも夢を追いかける尊さ」はあるはずだ。
WOWOWにて鑑賞)