エヴァQ見た

ミサトさんに大人のキスされても「乗りたくない!」だったシンジ君が、遂に「僕が乗ります!」と言えたのが『破』。
You are not aloneでありYou can advice.
シンジ君はやっと「自分一人で立つ」ことが出来たのだ....〜happy end〜

【ネタバレ感想】

でも「立ってる」と言ったって「一人で」立ってる。
実は、やっと「自分のしたいことを自分で選んで行動することが出来る心意気になった」ってだけにすぎない。

「自分でやったこと」が、「他人にどう映るか」はまた別のおはなし。
リア充」というのは「自分の選択が他人にどう映るか」判断して相手が喜ぶ行動をとれる人だ。

シンジ君はまだリア充になれていなかった。
それが明かされるのが『Q』。
良かれと思ったことが、他人にはトンでもない損害だった…
「コミュニケーション」ではよくある、なんの変哲もない展開。

Qはセカイ系での回答でもある。
そもそもセカイ系なんて、「2人の愛の為ならこの世界滅んでも....」なんて、都合が良すぎるんだ。
「自分らと関係無いその他大勢」をないがしろにしすぎだ。
そんなコミュニケーションが、果たして本当に愛を育むのか?
その他大勢に嫌悪されるどころか、
世界滅亡を共にしたあの子すらも、怪訝な顔をしてるかもよ。

それでも。

  ーー「希望は残っているよ。どんな時にもね」

(TOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞)