日輪の遺産★★★〜誇り高き美しい日本兵と反戦〜


  ーーいつか、この国が生まれかわるために
WW2終戦直前、政府の密令により「マッカーサーの財宝」を日本兵と少女たちが隠すはなし


夫を失くした八千草薫が孫たちに自分の過去を話しだす…という始まり。
つまり『タイタニック』方式なのである。
一人称で語られるストーリーは「語り部の妄想ではないのか」と疑われますが…。
八千草薫だと真実を話してるっぽいから不思議だ。


時代は第二次世界大戦終戦直後。
日本軍の堺雅人は「マッカーサーの900億円もの財宝を陸軍工場に移送し隠匿せよ」と密令を受ける。
その際、手伝いとして使われたのが小学校教諭1人と、八千草薫含む少女たち。
八千草薫の夫はその時の日本兵さんであった…。

…待ってほしい。この時の八千草薫は、画像を見てわかるように子ども…こわっぱである…。
日本兵さんは堺雅人中村獅童福士誠治
おっさんなんですけど・・・。
マッカーサーの財宝のミステリと共に、
どのおっさんが幼女をめとったのか?というロリコンを探せ」ゲームも開幕したのであった。


日本軍3人がカッコいい。
日本人としての誇りを持っているのです。
「悪い日本軍」でも「可哀想な日本兵」でもないのがいいね。
日本人の誇り高さに感銘を受けつつ、きちんと反戦を意識できる映画。
堺雅人はいい役者です。

過去編が終わったあとの現代パートが長すぎるのが惜しい。
タイタニック』で言うと、話終わったあと、おばぁさんが延々と30分間出続けるようなもんじゃん〜。
ローズバァはすぐ床に入ったぞ。

WOWOWにて鑑賞)