50/50 フィフティ・フィフティ★★★〜僕の日常と青春と癌〜


普通の若者が生存率50%の癌になるはなし


「無口めな普通男と変人親友」ムービー。ありがちなやつね!!
キャストもジョセフ・ゴードン=レヴィット&セス・ローゲンと、モロな布陣。
付き合ってる彼女がビッチだった!って所も草食ドラマの王道を踏んでる。
そんなテンションで、「癌」要素が入るから新鮮。
日常(環境)自体は変わってないけど、自分の健康が損なわれてしまったのであった。
「闘病もの」と言うより「癌」がキッカケで日常の様々なことが変わり、吹っ切れていく青春映画な仕上がり。


突然癌を宣告された主人公は、泣き喚いたりもせず、それまで通り生活しようとする…。
彼のカウンセリングをするのはインターン女子大生で、プロとしては頼りない感じなんだけど、
彼女の言うとおり主人公は「サバイバル状態」に陥ってると感じたな。
あまりの心的衝撃の大きさに、逆に何も感じていないような「無反応」麻痺状態に陥ってしまっていたという…。
実際、50%の生存率も闘病生活も本人に重く振りかかるわけだからね。

クラブのナンパで「癌」は珍しがられてナンパの種に使える、ってところが
なんかリアルだった。
WOWOWにて鑑賞)