噂の二人★★★★〜同性愛裁判ミステリー〜
女学校を経営する二人の女性が「同性愛関係」を噂され転落していく話
『ローマの休日』監督のウィリアム・ワイラーがオードリー・ヘップバーンと再タッグ。
もう一人のヒロインにはシャーリー・マクレーン。
オードリー・ヘップバーンとシャーリー・マクレーンは幼なじみで、女学校を共同経営。
学校が軌道に乗ってきたから、オードリーはイケメン彼氏と結婚を決めるんだけどさ〜〜。
そしたらシャーリー・マクレーン(独身)が焦り始めて大激怒。
往年の名女優で『ブライズメイズ』寸劇が見られるとは感涙である。
まぁね〜〜。いくら幼なじみでもね〜。
シャーリー・マクレーンもキュートだけどさ。オードリー・ヘップバーンと言えば「永遠の妖精」、最早人間離れした女子力だからね。
恋愛格差が生じ女同士の関係が気まずくなっても仕方ない…。耐えな、マクレーン!!!
とゴシップ目線で見ていたら大変な事態に。
オードリーとマクレーンの喧嘩を盗み見た女学校のクソガキが「先生たちは付き合ってる!!」とデマの流布。
「同性愛=罪深過ぎ!」な時代だったので、二人は差別され、学校の生徒はどんどん自主退学…。
デマが人の人生を壊すわけです。
群集の恐ろしさよ。ドラクエ7のレブレサック村を思い出したね。
「集団心理」にメスを入れた社会派ドラマでもあり、
「嘘つき子供との心理勝負」はミステリーでもある。
今見ても「凄い」です。重いけどおすすめ。
(WOWOWにて鑑賞)