長ぐつをはいたネコ★★★★〜共同体意識とアイデンティティ寓話〜


アントニオ・バンデラスもかわいくなったもんだな〜〜〜〜。
バンデラスが猫の声優をやっています。かわいい。

猫ちゃん目当てで見たら、思いのほか名作であった。
共同体意識やアイデンティティを扱った童話的寓話。
それでおいて猫ちゃんが跳ぶは跳ぶ大活劇なのである。
あらすじ→「孤児の身で孤児院の母(人間)に育てられ、故郷でヒーローとなるが、彼への嫉妬でグレた親友に巻き込まれ冤罪に課され故郷を去ったニヒル長靴をはいた猫の前に親友が現れある計画を提示される…」


その親友がこのハンプティダンプティ。
あだ名は「朝飯」なんだけどさ、彼もまた長靴をはいた猫と共に孤児で、同じ母に育てられた身。
長靴をはいた猫と異なるのは「共同体意識」で、孤児の身で人間でもないから故郷に愛着や信用が持ちきれていないのです。

このハンプティダンプティが、ヒルの子と並ぶシーンが多かったんだけど…。
卵と鳥って。。。
シュールと言うか、なんか気まずい。
アメリカには「親子丼」的なもの、無いんだろうか?

制作会社がドリームワークス。
ドリームワークスは、アニメにしか出来ない表現/活劇をやりながら寓話的な教訓を盛り込み、最後は夢を魅せてくれますね。
アメリカのアニメ会社で一番好き。

WOWOWにて鑑賞)