もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら★★〜アイドル映画じゃないAKB主演作〜
入院した親友の代わりに、
あっちゃんが高校野球のマネージャーをする話ですが・・・。
練習場に顔を出した瞬間、後輩マネージャーの峯岸に逃げられるあっちゃん。
新マネージャーとして部員に挨拶をする際「お前らには甲子園に行ってもらう」と命令するあっちゃん。
あっちゃんは裏番長かなんかなの?
「あっちゃんとドラッカーが精神世界で語り合うシーン」があるんだけど、
それだけでも驚きなのに「ドラッカーの英語を普通に理解し日本語で返答するあっちゃん」、
「あっちゃんの日本語を普通に理解しているドラッカー」という衝撃があった。
ドラッカー半端ない!
精神世界なので理屈は通りますが、絵面がシュール。
ほかにも「チームは変わった。ドラッカーは教えてくれた…!」「秋が過ぎ、冬が終わった。」というナレーションだけで選手の技術上達が片付けられるというタイムスリップ現象を味わえたりします。
結構シュールな映画だけど、前田敦子の芝居は結構見どころがある。ラストシーンは「感情を吐露させるタイミング」が独特。そういった間/タイミングを捕える「勘」が変わってる女優だと思う。
アイドルに「主役になれない主人公」与えた点に関しては謎ですが。マネージャーって試合に出る選手を陰ながら支える立場だから、主役になれない役職でしょ。
しかし、
峯岸は「ディズニー映画でヒロインを応援する動物」みたいな顔しとるな。
(WOWOWにて鑑賞)