マンハッタン★★★☆〜SEX and the CITYの悲哀〜

爆笑問題の田中並に小さいウディ・アレンが、
離婚後山口もえとお近づきになった田中のように、
今回も離婚したあと女子高生とダイアン・キートンをひっかける映画である。


↑女子高生より背の小さいアレン

ついでにメリル・ストリープウディ・アレンの元妻として出てるんですけど、
女に走って離婚した設定だった。
それでおいてメリルストリープは「何故私は夫と離婚し女性をパートナーとしたか」、赤裸裸に綴って出版したという…。
アレンもロリコンに走るわけである。
ダイアン・キートン「私は有能な人としか付き合わないの!普通は嫌!」が口癖みたいな理論武装サブカルこじらせ女。「だって貴方には奥さんがいるし…。あっ!やだ!普通のこと言っちゃった!」とかナチュラルに発言!日本人だったらメッカは下北沢かな?


 田舎は強制的圧力で「異端」を許さない。だから、働く頃になるとほとんどの人間が「普通の大人」と化する。一方、都会は「異端者」を放置し「普通ではない大人」をのびのびと育てる。・・・というようなことを言ったのはマツコ・デラックスだと思う。この映画もNYのマンハッタンという大都会が舞台である。沢山の変な人たちが、それなりに変であることを互いに認め合って暮らしいる。そこに個人を尊重する美しさはあるかもしれないが、代わりに安心感が少ない。「他人は自分と違う人間だから(こちらがいくら愛していても)いつ離れるかわからない」ことがありありとわかってしまうのがスピーディーで情報過多で魑魅魍魎な都会である。そんな中でも、人が人を信用し愛し続けることは可能だ。ただ、そんな基本的なことを人は摩天楼の光の中で忘れてしまう。
 
WOWOWにて鑑賞)