ヒューゴの不思議な発明★★★〜メリウス生誕150年記念作品〜


「こども用映画」だと思っていた。
違っていた。
「孫を持つ老人用映画」だった。


父が遺したスケキヨみたいな怖い人形
この人形が不幸の始まりだった…。

わけではなく、この人形を軸に、親を亡くした少年が色んな出会いをする話である。


インターネットがあれば全部解決する葛藤を持つおじいさんと出会うんだけどさ〜。
この人こそかの「映画の魔術師」ジョルジュ・メリウスである。
『ヒューゴ』自体、映画創世記の作品群に捧げられている。メリエスリュミエール兄弟ハロルドロイドのオマージュがふんだん。
「当時の人々が味わった感動を3Dという新技術で体験できる」造り。3Dで見れば良かったな〜。

それで、メリウスである。
本作のメリウスは、悩むあまり人格に問題が生じていた。
子供から大切なノートをとりあげ「父の形見だから返してくれ」と懇願する少年にノートの燃やしカスを渡す鬼畜ぶり。

メリウス賛美の作品だけど、メリウスの株はダダ下がりであった。 ←フィクションです

WOWOWにて鑑賞)