ジャンゴ 繋がれざる者★★★☆〜萌え萌えバカ映画〜


第85回アカデミーノミネーツの中で最もアホ映画。
って予測だったけど・・・アホなだけじゃなかった!勿論アホだけど!!


萌えキャラ大全でもあるタランティーノ作品。今回もキャラが濃くて楽しかった。
アカデミー助演男優賞をとったヴァルツたんは「お友達ポジション」の歯医者さん。
ヴァルツたんの馬車はかわいかったからグッズ化してほしい〜〜。
歯とバネがついたボールペンとか↓


ディカプリオはゲイみたいなかわいい名前で登場。
その名も「キャンディ・ランドのキャンディ」さん・・・。
ココナッツジュース飲んでてかわいかった。
デカプーさんはアカデミー賞に無視されたことが話題だけど〜。
技巧的な芝居ではクリストフ・ヴァルツ、存在感ではサミュエル・L・ジャクソンに掠め取られちゃってる印象を受けたので、納得かな。サミュエルの「出てくるだけでウザい」ウザさはノブシコブシの吉村を超えたよ!! ←いきなりの中傷

ただ、アメリカの黒人奴隷虐待をアメリカで映画にして、最低な白人をディカプリオが演じたことに大きな意味があると思う。町山さんの言う通りアメリカで黒人虐待を扱った映画って『マンディンゴ』以来じゃないのかな。アメリカ史の暗部を描きつつ、完全に嘘っぱちなエンターテイメントをでっちあげるタランティーノの作風を自分は支持します。
一本の作品としては「タランティーノのマカロニ・ウエスタン」を味わう分にはバッチリなボリューム。ただ『イングロリアス・バスターズ』に比べ、ちょっとダレる気がした。サリー・メンケの不在は大きいか。

(TOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞)