自転車泥棒★★★★★〜映画で流す悔し涙〜


名作『自転車泥棒』の主人公はクリスチャン・ベールに似ている。

かれこれ10年ぶりに見たんですけど・・・。
主演のランベルト・マジョラーニがクリスチャン・ベールに似すぎて現代映画に見えてくる・・・。
それだけ、撮影や構図が「今でも色褪せない」どころか「今見ても新しい」ものなんでしょう。

不景気のイタリアで、自転車が必要な仕事にありつけた主人公が、その身銭切って入手した自転車を盗まれてしまう・・・。という貧乏物語。
レストランで富裕層との格差を親子ともども実感してしまうシーンはあまりにも有名、そしてあまりにもトラウマ。
小学生の頃は「こんな幸せじゃない映画があるものなのか」と衝撃を受けました。
ま、鬱度では今の方が“クる”けどね!!
大人になんてなりたくな〜〜〜い。
「感動の涙」を流させる映画はいつの世にも沢山ありますが、この作品で観客が流すものは「悔し涙」。
悔し涙を与える映画って貴重なんじゃないかな。


ちなみに妻はシガニー・ウィーバーに似ている。

WOWOWにて鑑賞)