デビルズ・ダブル −ある影武者の物語−★★★〜暴君男の豪遊記〜


スーパー暴君ウダイ・サッダーム・フセインの影武者役になった男の話。
暴君の暴君ぶりがもう凄いんだけど、どうやら実在したらしく、サダム・フセインの長男らしい。
あのフセインに「生まれてきた時に殺せば良かった」と言わしめたんだってさ〜。
まぁフセインは息子よりブッシュを始末したほうが良かった気が…(デリケートな話題に面白半分でクビつっこむのはやめましょう)


フセイン息子のトンデモぶりが漫画でも無いレベルで楽しい。
しかも性依存症なので、性的シーンが盛りだくさん。
むしろ世界の85%がエロスで構築されていた。
影武者を見た愛人が「そっくりだけどアソコだけ貴方よりBIGよ」発言する世界!
気に入らない奴は殺しまくるくせに、秘部蔑視に関しては笑ってみせる息子…。
影武者に「俺の小ささは街中で有名だから小さくしな!」と自信満々で命令していた。
あとポルシェに乗りながら中学校の下校風景を追って、JCをナンパしたりね。
暴君の好みが中学生からニューハーフまで広いところも見どころ。


暴君のキャラが凄まじいんだけど、
「チヤホヤされすぎた男は全世界の女が自分に惚れると思い込む」って言葉を思い出した。チヤホヤされまくる男って言うのは、男性アイドルとかね。
今回はアイドルどころか独裁国家の王子っていうチヤホヤされる権化みたいな設定。
海老蔵以上の地位!!!

終盤は少し下がるけど、暴君の暴君っぷりがテンションあがる一作。
ゴシップガール』のチャックなんて小猿に見える遊びっぷりであった。

WOWOWにて鑑賞)