幸せの行方...★★〜赤塚不二夫から大友克洋に〜


ライアン・ゴズリングキルスティン・ダンストなのでどんなつまらなくても見なければいけません…。
なんじゃその2人は!
「世界一セクシーな男」と「スパイダーマンでブスとして全世界に名を馳せた女」って!おい!! ←失礼
御曹司のゴズリングと庶民のキルスティンが恋仲になり、何故かサスペンスホラー展開を迎える変化球作品。
実話でワインスタイン製作なので「あわよくば儲けたい」臭いがプンプン!!逆にたぎりますね!!


「世界一セクシーな男」ことイケメン俳優ライアン・ゴズリングスパイダーマン』のMJ役で世界を驚愕させたキルスティン・ダンストが付き合います。
まず主役2人にルックス格差があるわけですが、
何故かキルスティンはいい女ヅラをしていた。

キルスティンを父に紹介するゴズリング…。
父は「なんて美女なんだ!貴方が横にいるとうちの息子も少しはマシに見えるな!」と言っていた。嫌味?
もしかして「ブスと隣にいると息子がイケメソに見える」という意・・・? ←失礼


【ネタバレ感想】
 この映画、前半は階級格差カップルのラブ・ストーリーなのに、後半からホラー風サスペンスになるんですよ。オチも結局犯人のトリックの種明かし。「ベッタベタの恋愛」から「サスペンス」に鞍替えするから「どんな作品なのか」わからないんですよ。ビックリな真実でオチつけたいなら、ラブストーリーやりながら主人公の不穏さや孤独をわかりやすく(伏線として)出さないと…。。「不幸な生い立ちの不幸な男」の話にしても、ラストのテロップで「ただのクズやん」と思えてしまって成立しない。「本当にキルステン・ダンストが好きだったけどその不幸ゆえに愛する人を殺し一生孤独の生活をする罪人」って後味でよくない?なんというか、役者の演技が良いからか、ラブストーリー→サイコサスペンスの変容が赤塚不二夫のギャグ漫画読んでたらいきなり大友克洋の漫画始まった」感じなんですよ。
 キルスティン・ダンストが退場してからはつまらんち・・・。
WOWOWにて鑑賞)