探偵はBARにいる★★〜大泉洋のはハードボイルド・コント?〜


ハードボイルドものかと思ったら、案外コント風。
アクション・シーンなんかも「あえてのニセモノ感」が漂う撮り方。
基本的には大泉洋のキャラに頼ってるキャラ映画っぽい。


ある日、探偵の「俺」に「謎の女」から電話がかかってくる・・・・。いやまぁ声で誰かはバレバレなんだけどさ!
舞台はすすきの。北海道で有名になった大泉洋主演だけあって、様々な景色が映され「観光ムービー」にもなっている。
大泉洋松田龍平の他にも、小雪西田敏行高嶋政伸・西田景子・松重豊と地味に豪華キャスト。「いい人」役の西田敏行がどう見ても「なにかある」雰囲気で最後まで入り込めなかったし、なんならヤクザ役の孤独のグルメ松重豊)の方が善人そうであった。


期待値高めに設定したせいで少々拍子抜けだったけれど、退屈はしないし、小雪の存在感が良かった。もっと映画に出てほしいな。
松田龍平は良いけど、バディものとしては出演時間&見せ場が少ない。
「何故か出ている吉高由里子」で爆笑したんだけど、最後まで「何故出ているのか」わからなくてそれが一番面白かった。

佐藤さんの村上春樹と照らしあわせた批評が面白いです。 (※ネタバレ注意)→佐藤秀の徒然幻視録:探偵はBARにいる

テレビ朝日にて鑑賞)