大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]★★〜父がしんどい〜


  ーー孤独なふたつの魂は、やがて永遠の愛にーー
男女逆転大奥の綱吉編


菅野美穂が世継ぎを望まれる将軍・綱吉役。
堺雅人が大奥を司る取締ーつまりは菅野美穂のセックスコンサルタント役。
当然この二人が恋に落ち、、、。
感動はするが。
堺雅人さんの「すきやっっ!!」は熱入りすぎていて、完全に「\すきやっの牛丼っ♪/」のイントネーションであった。


映画自体は「父親に束縛された娘」の話。
父親の西田敏行が「孫の顔を見せとくれ〜〜」と毎日毎日言い続けてるの・・・。
そんな「毎日が正月の親戚集まり」状態の菅野美穂はノイローゼ&自暴自棄に!!!
THE・発言小町みたいな話!!!

その親子関係に堺雅人との恋愛が絡んできます。
これ、実は原作の一部分。
筋的に「『ドラゴンボール』のラディッツ編でピッコロさんが悟飯を庇って死んだところで幕が降りる」感じなんですよね…。
漫画には堺雅人との恋愛以降も筋があるので、結構無理があります…。
「テレビ映画なのにガス・ヴァン・サントのような終わり方」という謎の余韻が残りました。


菅野美穂は50代まで演じてるのですが、
ルックスは30代と同じだった。
更には「菅野美穂尾野真千子の思い出☆」シーンでは15歳時代を演じていたんですが、
ルックスは30代と同じだった。
大奥〜永遠〜の永遠って、菅野美穂の若さのことだったの?

東京国際フォーラムにて鑑賞)