バッド・ティーチャー★★★〜ギャグは完璧〜


キャメロン・ディアスは大女優の一人と思ってるので、当然見るわけですが、
本作はディアス版『ヤング・アダルト』と言ってよい作品。
2作品の作風、〆方の違いから役者の特性も感じられます。


「教師なのに玉の輿のことしか考えず手段を選ばないアラサー主人公」というよくあるパターンのコメディ。
もう40代なのにセクシー洗車をやってくれるし、
「ディアスの方が未練タラタラ」と報道された元恋人ジャスティン・ティンバーレイクを狙う役をやってくれるところも凄い。
なにより、他人に被害を与える非常識な役なのに観客に嫌悪感を抱かせず笑わせる女優としての特性が偉大です。


キャラも濃いし、退屈しないし、なによりギャグが面白いんですが…
落とし方が惜しい。
鑑賞中Rottenで評価を見たらあまりふるっていなかったので→(
Bad Teacher (2011) - Rotten Tomatoes

「もうrottenは信じられないよ!!」と反旗を翻したのですが。
ラストを見て納得〜。ごめんよRotten! ←ステマ

【ネタバレ感想】
 馬があっていた体育教師と結ばれて幸せになることはいいんですが。体育教師は彼女の本性(悪行)を知らないわけだから、知ってからくっついてほしかったなぁ。「それでも好きだ」と言わせるとか、二人揃ってバッド・ティーチャーになってある側面で生徒を救っているとか。そういう捻りが欲しい。

WOWOWにて鑑賞)