21グラム★★★☆〜魂を保つ重さ〜


  ーー誰もがいつか失う重さ
「1つの心臓」を巡り、出会うはずの無かった3人がドラマを織りなす...ってはなし。
デル・トロがナオミ・ワッツの夫と子を殺してしまい、ナオミ・ワッツの夫の心臓が、余命1ヶ月だったショーン・ペンに移植されるという....くら〜〜い映画さ!(大好物!)


余命1ヶ月のポールにはショーン・ペン
今にも死にそうな男を熱演していました。ようじで刺されたら息絶えそうなレベルの「死にそう」さなので、ドキドキ鑑賞〜〜。


夫と子をひき逃げされたクリスティーナにはナオミ・ワッツ
不幸女優のナオミ・ワッツ
最近、「泣き叫んでいない」ナオミを見たことありません・・・。
今回もやめていたドラッグに溺れてて、大変そう・・・。
ゴリラにまで子づくり迫られた不幸女優は、他とは格が違いますよ!!!←『キングコング』ネタ


脱ぎっぷりもいいナオミ。
パンツが何故か、いつも赤でした。
髪が黄色でパンツが赤という、「くまのプーさん」を思い出すカラーリング。


前科持ちながら真面目に子供を養おうとし、不慮の事故を起こしてしまうジャックにはベネチオ・デル・トロ。
今回のデル・トロはちょっとブラピに似てました。
「痩せればブラピ」っぽさ、出てました。
痩せれば、ですけどね。デル“トロ”だけに油がノッてますよ!!!←言った後で後悔する類の、渾身つまらなギャグ

 「余命1ヶ月」「心臓移植」「交通事故」ってことで、正に“生命のやりとり”をする映画なんですが。「死」と直面することだけではなく、大切な人を喪ったり、死を覚悟したり、愛しあったりすること含め「生きてゆくこと」自体が「命のやりとり」なんだ、と思い知らされました。主役3人の熱演に涙・・・。
 題名の「21グラム」は、人が死んだ時に失われる「重さ」らしいです。21グラムって、魂の重さとしてはとても軽いですが・・・。「21グラム(魂)」自体は軽くても、「21グラムを保持する筋肉(生きてゆくこと)」は、とても重いのではないかと。例え大切な人を喪おうと、人生は続くのだから。

ちなみに、「21グラムってどれくらいだろう?」って実験がこちら。
デイリーポータルZ:21グラムを感じたい
「ラーメン一口分」=21グラムだそうです。
これからはラーメン1口1口、命を噛み締めて食べましょう。
ラーメン二郎に、行こう。。。(まさかのステマEND)

<本日の教訓>
ラーメン二郎は、魂の味。

WOWOWにて鑑賞)