2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

蛇にピアス★★★★〜流され生きるということ〜

] 流され体質で充足感も責任感も抱けないため、異世界的空間を求め、時に酒や人体改造で現実逃避に走るも、コミュニケーション能力でその気質が隠されており、他人にはわかりにくい。そんな若者を吉高由里子が好演。「リアリティ」から逃げ続けているから「…

L.A. ギャング ストーリー★★★〜シュワちゃん主演ディズニー映画(風)〜

ディズニー映画かと思った。 そしたら割と「新たなマフィア古典映画の創出を…」って偉大な使命を背負った作品ぽかった。 心配になる映画だった。 LAを仕切っている極悪マフィアを、警察官が野良になってチームで打ち負かそうとする『アンタッチャブル』的お…

インポッシブル。"娯楽”映画の力。

「3.11を経験した日本人からしたら、」から始まる不評が多いのは当たり前だ。 だからこの映画は素晴らしい。 『インポッシブル』は娯楽映画である。娯楽の範疇で、極限レベルまで災害のリアリティを描いた作品だ。そもそも「災害の話」でなく「家族の話」で…

ワン・デイ 23年のラブストーリー★★★★〜長い人生を決定づける“1日”〜

誰もがアン・ハサウェイに恋する映画。 ショートヘアから水濡れ、眼鏡、チャイナドレス(青!)と様々なアンが見れるファン必見映画。 女優魂系アクトレスの踏み絵となっている「ブス役」をアン・ハサウェイがチャレンジした作品。 大学の卒業式から始まるん…

ヘルタースケルター。これは映画ではない。何故りりこはカメラの光を浴びたのか?

最初に言ってしまうと、実写版『ヘルタースケルター』は映画ではない。これは「沢尻エリカが謝罪せぬまま女優復帰する旨を宣言した」映像である。だから、ゴシップ=事件だ。それが「何故沢尻エリカ演ずるりりこはフラッシュを浴びることを選んだのか」とい…

ヘルタースケルター。原作との違い、芸能界の権威化、こずえが勝利者。

実写版は、観賞後の観客(特に女子高生)に「エリカ様かわいいー!あぁなりたーい!」と言わせた時点で勝ちである。 ただし「映画」として、ではなく「事件」として。突き詰めれば「醜聞」として勝利したのだ。おわり。だけどどうしても気になる箇所があるの…

川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた。グッズ天国。何故かTDLに思いを馳せる。

http://fujiko-museum.com/pc.phpに大人だけで行きました☆ミ ネット予約で大人1000円です。 薦めなくとも、藤子Fオタクなら1度は行く場所でしょう。 まず特徴的なのが3階の広場。 吹き抜けの芝生に、ドラえもんだけでなくパーマンやジャングルくろべえなど…

Black&White ブラック&ホワイト★★★☆〜マックGは神〜

「スプーンおばさんだから見る気減る」と言っていたけど、案外スプーンおばさんが良かった。 【「何故イケメン二人がこの人に惚れるの?」】と見る前から思わせる魔力映画。「どう見てもシャーリーズセロンの方が綺麗」だった『スノーホワイト』と言い、悪意…

一枚のめぐり逢い★★〜アメリカの携帯小説〜

アメリカでヒットした、イラク戦争で心象を負った成年と熟女のラブストーリー…。 という知識で挑んだので、結構シリアスでドラマのある恋愛ものかと思ってたら携帯小説だった。 田舎の犬舎が舞台なので、自然の描写が美しく犬がたくさん出てくるのでそれだけ…