きみに読む物語★★★〜『ノアの方舟』ラブ・ストーリー〜


 2004年にヒットした純愛映画。現在大人気のライアン・ゴズリング出世作。彼の役名はノア。由来はそのまま、旧約聖書ノアの方舟』。このエピソードは非常に有名で、最近では『ムーンライズ・キングダム』でもオマージュされている。勿論本作も『ノアの方舟』を下敷きにしたラブ・ストーリーとなっている。

ノアの方舟 - Wikipedia
 神は地上に増えた人々が悪を行っているのを見て、これを洪水で滅ぼすと「神と共に歩んだ正しい人」であったノアに告げ、ノアに箱舟の建設を命じた。ノアは箱舟を完成させると、家族とその妻子、すべての動物のつがいを箱舟に乗せた。洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。その後、箱舟はアララト山の上にとまった。
 40日のあと、ノアは鴉を放ったが、とまるところがなく帰ってきた。さらに鳩を放したが、同じように戻ってきた。7日後、もう一度鳩を放すと、鳩はオリーブの葉をくわえて船に戻ってきた。さらに7日たって鳩を放すと、鳩はもう戻ってこなかった。ノアは水が引いたことを知り、家族と動物たちと共に箱舟を出た。そこに祭壇を築いて、焼き尽くす献げ物を神に捧げた。神はこれに対して、ノアとその息子たちを祝福し、ノアとその息子たちと後の子孫たち、そして地上の全ての肉なるものに対し、全ての生きとし生ける物を絶滅させてしまうような大洪水は、決して起こさない事を契約した。神はその契約の証として、空に虹をかけた。


 原典と同じく『きみに読む物語』のノアも、周囲に変人扱いされながら愛の方舟を作るし、何度も何度も乗り物から落ちて水に濡れる。だけど放った鳩が戻ってくれば、いつも新たな地に行けるのだ。鳩に当たるのは、勿論、ヒロインのレイチェル・マクアダムス

ANA機内にて鑑賞)